歴史と再現そして進化
当店で販売している「いずし」は、祖父母の味を純粋に受け継ぎつつ毎年改良を重ねております。
昭和初期、奉公先で「いずし」について学んだ祖父が終戦後、家族で暮していた北海道石狩市厚田村で作ったのが始まりです。
極寒の海から水揚げされた魚たち
「いずし」は、冬の到来を海から陸へ届け食卓を彩る冬の風物詩。漁師の手によって極寒の海から水揚げされたハタハタ・鮭は、身が引き締り肉厚で旨味が凝縮。
漬込み(具材と魚のコラボ)
まず、漬込みに使う具材は、新鮮な野菜(キャベツ・大根・人参など)を千切りにし、米・麹・酒などと一緒に混ぜます。そして、この具材と時間を掛け仕込んだ魚(ハタハタ・鮭)を交互に樽の中で重ね合わせ敷き詰めていきます。あとは、じっくりと時間(35日前後)をかけて漬込み。
「いずし」完成
樽にしっかりと重石をのせ日々の出来具合をチェック。完成が近くなると樽の中から甘い香りが漂いはじめます。最後は、樽を逆さにし水切りをして完成。
丁寧な手作業で作る「いずし」は格別です。